朝倉紹介 〜栃木県足利市朝倉〜
電車で東京をでて一時間余、足利に来てはじめて"街"がある、と、ある人がいいました。
北に緑こまやかな山々を、南に関東平野をのぞみ、街のまんなかを渡良瀬川が流れる、美しい自然に恵まれた足利の朝倉地区に住んで三十数年。町の中の”昔”は、ぼんやりしていると、あっというまに消えてしまいます。
私の中の足利も、たしかに”昔”になってしまいました。
記録や、歴史に残されない庶民のあいだの語り伝えや、町の路地のあいだにわずかに のこっている昔のこと、
流れの波間に過ぎ去ったこと、思い出すことあれこれを、ボードのキーのおもむくままにつぶやいています。
名づけて朝倉通信。
あて先は…読んでくださる、あなたです。(1999年3月29日)
花冷えや ボードのキーの ひとりごと